太陽が沈むまで
男の部屋って意外と緊張するな

そんな事を思っていると、はくが入って来た

「時間かかりそうだからDVDでも見ててな」

そう言うと小さなDVDコンポを手慣れた手付きで操作した

「俺の好きなバンド!そのうち田中も来るから」

はくは部屋を出て行った

何分たったかな

このDVDもそろそろ終わり頃

ガダン

玄関の開く音がした

「部屋に柚子居るから二人でDVD見てて」

はくの声と同時に部屋のドアが開いた

「よう」

「おはよ」

田中が軽く頭を下げて入って来た
田中とは遊んだ事はあったけど
なかなか気まづかった

二人で黙ってDVDを見ていて何分か後に湧とはくが来た

「よし!行くか」

はくの言葉で立ち上がり
はくの家を後にした


はくの話ではマンションの下に女がいるらしい





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