太陽が沈むまで
その後私達は何事も無かったかの様に店を後にした
どこに行こうか話合っていた時
和奈ちゃんが用事があると言い仕方無く皆で帰る事になった
和奈ちゃんとは地元が違ったので電車で帰った
私達はバスで帰り
まだ時間が早かったのでマンションの階段でたまって話していた
はくは、プリの入った幹を開き今日撮ったプリを入れた
「見せて見せてー」
私は興味津々になりプリをあさった
「ちゅープリじゃん」
ラブラブな落書きが沢山あった
「あれ?こいつ誰だっけ」
そう言うと軽く笑った
本当に軽い男だ
そんな事を思い呆れていると
はくが一枚のプリを見せて来た
「こいつ本気で好きになった奴」
どこか悲しげな表情を見せるはく
プリの中の二人は幸せそうだった
何でだろう
胸が痛むよ…
「何で別れたの?」
こんな幸せそうな二人がどうして別れたのか
気になった
「あいつセフレつくっててやがったから振ってやった」
「そうなんだ」
強がってたけどきっと凄く辛かったんだろうね
「丁度二ヶ月前かな…思い出すなあ」
そんな顔するんだ