太陽が沈むまで

月曜日

私は今日家に帰った

今私の中には百崎琉がいた


私と百崎琉との繋がり
それは携帯だった

メールや電話はもちろん

他にも

SNSやプロフ

百崎琉とはこの日以来頻繁に連絡を取るようになっていた

メールはもちろん
電話は夜中に何時間もしていた

こんな近い恋は初めてだった

私はどんどん
百崎琉の色に染まっていった






「おはよう」

今日も有紗と登校する

「今週の土曜か日曜空いてる?」

有紗に聞かれて百崎琉が浮かんだ

「ごめん。お父さんの家に泊まり行くんだ」

「そっかあ残念」

有紗とも遊びたかったな
でも、一昨日会ったばっかなのに
今直ぐ会いたい気持ちなんだ
可笑しいね


そんな事を思いながら直ぐに学校に着いた

いつもの教室に何も変わらない皆
変わったのは私の心だけだった




幸せ…だな
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