太陽が沈むまで
今日の放課後私は有紗と公園でのんびりしていた
ブランコや滑り台で遊ぶ幼児を眺めて語っていた
凄く平凡だけど、こんな平凡も良いかな
そんな風にも思った
「クリスマスまでに彼氏欲しいねー」
有紗の一言から私達は彼氏の話で盛り上がった
「でも、うちの学年には良い人いないよねー」
「そうだよね!先輩は?」
「先輩?んー良い人は居るけど好きにはなれないね」
私は先輩より百崎琉しか頭に無い
「やっぱ好きな人いないよねー」
有紗の言葉についニヤけてしまった
「えー何?いるのー?」
有紗がびっくりした顔で私の顔を覗いて来た
「んーまあ…ね」
私は初めて友達に百崎琉の事を話した
有紗は試験に話を聞いて羨ましそうに喜んでくれた
「告白しないの?」
告白…
そんなの考えて無かった
でも、やっぱ出来ない
どっちにしろ
今は進展を待たなきゃ