太陽が沈むまで
私はある悩みを抱えていた
勉強や人間関係には問題はなかったが家族関係に昔から不安があった

親同士そこまで仲良くなかった

それが当たり前だと思ったが友達の話を聞いたりしていると、自分の家庭はちょっと違うんじゃないか

そう思う様になっていた

「あくー?」

「えっ?」

「何ぼーっとしてるの?大丈夫?」

心配そうに私の机の前に来たのは福田里紗
ちょっとドSで綺麗なうちの友達

「あーちょっと考え事してた!えっとみのりは?」

「あそこっ」

里紗が指さした先には、みのりが楽しそうに男子と話してる姿があった

「ふーん!彼奴が好きなの?」

「ぶーっみのは子供だから恋何かしないよ」

「だよねっ!まだまだ子供だよね」

「あくもだよー」

「えーっうちはちゃんと…」

里紗は興味なさそうにキョロキョロした

「んもうっ!良い人が居ないだけだよ!」

「馬ー鹿っ!探すんだよ!あく男子と話したりしないじゃん」

「そりゃ、興味無いから…」

「んーまあ良いや!授業始まるよ!じゃあね」

実際興味無いから話さないとかじゃない
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