太陽が沈むまで
部屋に行きベッドに横になった
五畳の部屋に大きな二段ベッドが置かれ狭くなった部屋
なんとなく、目を閉じた

プルルルル━

暫くすると携帯が鳴った
お父さんから電話だった

「もしもし」

「柚子?お母さん寝てる?」

「うん」

「今日は遅くなるから先ご飯食べてて」

「分かった」

用件だけ聞き電話を切った
お母さんは和室で寝ている
私は体を起こし和室へ向かった

「お母さん!」

「んーー」

譲ってもなかなか起きない

「お母さん!パパ遅くなるからご飯先食べといてだって」

「うーん…」

寝言なのか分からないけど一応返事をした

私は部屋に戻りベッドに横になった
時間は五時になっていた

今は二月、外はもう暗かった

今寝たら何時に起きるだろうと考えながら布団にくるまった

プルルルル━

今度はメールだった
相手は花奈

「熱出たー明日休むからmorningコール出来ない!ごめん」

明日起きれるかな…
少し不安だった

返信を打ち終わるとお母さんが部屋に来た

「帰ってたの?ゆうは?」

「まだ遊び行ってるよ。パパが遅くなるから先食べててだって」

「そう、じゃあご飯作るね」
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