君たちと過ごしたあの夏



優ちゃんは私をリビングまで案内してくれて、ドアを開けて先に部屋に入れてくれた。





ドアを開けるその手は微かに震えていて……


心はまだ泣いているみたいだと思った。





「(あぁ、私、何してるんだろう。


優ちゃんのせいじゃないのに、私がすごく動揺しちゃったせいで、謝らせてしまった。

すごく気を使わせてる気もするし、、優ちゃんにはこれ以上無理はさせられない…!)」


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