君たちと過ごしたあの夏
私は2階の部屋に戻ると、引き出しにあったペンダントを首にかけてリョクに言った
「リョク、優ちゃんの家に逃げよう…!」
「そうか…奴らがついに来たのか」
「え、?奴らって…?何か知ってるの!??」
「あぁ…。でも逃げるのが先だ!葵、オレの背中に乗れ!」
「わ……わかった!」
リョクはかなり大型犬で、さらに普通の犬ではあり得ないほどの知能と身体能力の高さを持っている。
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