LOVE物語
携帯のアラームが鳴る。
「ん…」
アラームを止めて時間を見る。
5時か…
キッチンから何かを切る音が聞こえる。
あ!先生に先こされた…
私は急いで支度を済ませて、キッチンへと向かう。
「先生!」
「あ、遥香。ずいぶん早起きだな。」
「朝は私にやらせてください。」
「え?」
「私、ここにいさせてもらってるのに何もしないのも申し訳ないんです。」
「遥香…。はは。いさせてもらってるってなんだよ。ははは。俺が頼んだんじゃん。一緒にいてくれって。」
「でも…!」
「分かった。お味噌汁は作れるか?」
「はい。」
「じゃあ、それをお願いします。」
そう言われ、小さい鍋を渡された。
「遥香の学校ってお弁当?」
「はい。」
「お弁当箱、これでいいか?」
「え?」
「念のために買ったんだ。」
嬉しすぎて、言葉が出てこない。
私は、誰かにお弁当を作ってもらったことなんてない。
「気に入らなかった?」
「嬉しい。ありがとう。」
「よかった。よし!じゃあ気合いいれてつくるからな!って、あれ、泣いてるの?遥香。」
「泣いてないもん!」
「泣き虫さん。」
そういうと、涙を親指で優しく拭ってくれた。
それから頭を撫でて抱き寄せた。
「これじゃ、お味噌汁作れないよ。」
「可愛すぎるのが悪い。」
「うるさい…。」
それから、私達は一緒に料理をして先生はお弁当のおかずを作ってくれた。
朝ご飯を食べた後は診察。
「先生、何してるの?」
「あ、聴診器の当てる部分を温めてるんだ。冷たいとびっくりしちゃうからな。」
「先生、気づいてたんだ。」
先生は気づいてたから最近は温かく感じたんだ。
「ああ。服、浮かせられるか?」
「うん。」
「大丈夫かな。薬はちゃんと飲んだ?」
「飲んだ。」
「よし!じゃあ、何かあったらすぐに連絡すること。あと、無理は絶対にしないこと。今日は体育あるみたいだけど絶対にやったらダメだからね?」
「はい。」
「授業中も、辛かったら我慢しないですぐに保健室行くんだよ?」
「分かってるって。」
「本当に大丈夫か?」
「大丈夫。」
先生は本当に心配性だ。
これだと、毎日がこんな感じで中々外に出してもらえなさそう。
「じゃあ、行くか。」
え?
「行くって?」
「学校。俺、学校まで乗せて行くよ?」
「いいよ!電車で行くから。」
「ダメだ。素直に車に乗りなさい。」
「いいの?」
「うん。遥香、人混みもダメなんだ。それに血圧も低かったから心配なんだ。電車だと座れないかもしれないだろ?」
「はーい。」
「ごめんな。ダメなことが多くて。」
「何で先生が謝るの?私、そのくらい大丈夫だよ。先生、車よろしくお願いします。」
「おう!」
そう言うと、私は先生の助手席に乗って車で30分で学校に着いた。
「じゃあ、気をつけて。」
「先生も。」
「帰るときは、必ず連絡して?すぐに迎えに行くから。」
「分かった。」
「何かあったら…」
「すぐに連絡。」
「約束な?」
「はい!先生、行ってきます!」
「ああ。行ってらっしゃい。」
「ん…」
アラームを止めて時間を見る。
5時か…
キッチンから何かを切る音が聞こえる。
あ!先生に先こされた…
私は急いで支度を済ませて、キッチンへと向かう。
「先生!」
「あ、遥香。ずいぶん早起きだな。」
「朝は私にやらせてください。」
「え?」
「私、ここにいさせてもらってるのに何もしないのも申し訳ないんです。」
「遥香…。はは。いさせてもらってるってなんだよ。ははは。俺が頼んだんじゃん。一緒にいてくれって。」
「でも…!」
「分かった。お味噌汁は作れるか?」
「はい。」
「じゃあ、それをお願いします。」
そう言われ、小さい鍋を渡された。
「遥香の学校ってお弁当?」
「はい。」
「お弁当箱、これでいいか?」
「え?」
「念のために買ったんだ。」
嬉しすぎて、言葉が出てこない。
私は、誰かにお弁当を作ってもらったことなんてない。
「気に入らなかった?」
「嬉しい。ありがとう。」
「よかった。よし!じゃあ気合いいれてつくるからな!って、あれ、泣いてるの?遥香。」
「泣いてないもん!」
「泣き虫さん。」
そういうと、涙を親指で優しく拭ってくれた。
それから頭を撫でて抱き寄せた。
「これじゃ、お味噌汁作れないよ。」
「可愛すぎるのが悪い。」
「うるさい…。」
それから、私達は一緒に料理をして先生はお弁当のおかずを作ってくれた。
朝ご飯を食べた後は診察。
「先生、何してるの?」
「あ、聴診器の当てる部分を温めてるんだ。冷たいとびっくりしちゃうからな。」
「先生、気づいてたんだ。」
先生は気づいてたから最近は温かく感じたんだ。
「ああ。服、浮かせられるか?」
「うん。」
「大丈夫かな。薬はちゃんと飲んだ?」
「飲んだ。」
「よし!じゃあ、何かあったらすぐに連絡すること。あと、無理は絶対にしないこと。今日は体育あるみたいだけど絶対にやったらダメだからね?」
「はい。」
「授業中も、辛かったら我慢しないですぐに保健室行くんだよ?」
「分かってるって。」
「本当に大丈夫か?」
「大丈夫。」
先生は本当に心配性だ。
これだと、毎日がこんな感じで中々外に出してもらえなさそう。
「じゃあ、行くか。」
え?
「行くって?」
「学校。俺、学校まで乗せて行くよ?」
「いいよ!電車で行くから。」
「ダメだ。素直に車に乗りなさい。」
「いいの?」
「うん。遥香、人混みもダメなんだ。それに血圧も低かったから心配なんだ。電車だと座れないかもしれないだろ?」
「はーい。」
「ごめんな。ダメなことが多くて。」
「何で先生が謝るの?私、そのくらい大丈夫だよ。先生、車よろしくお願いします。」
「おう!」
そう言うと、私は先生の助手席に乗って車で30分で学校に着いた。
「じゃあ、気をつけて。」
「先生も。」
「帰るときは、必ず連絡して?すぐに迎えに行くから。」
「分かった。」
「何かあったら…」
「すぐに連絡。」
「約束な?」
「はい!先生、行ってきます!」
「ああ。行ってらっしゃい。」