幼なじみが冷たい理由。
光代の制服を着た私に、驚きを隠せていない祐希。
「私も光代学園でーす!!驚いた!?」
「え、あ、うん。なんで?」
「えへへ。あのね――ってわけ!」
私は今までの経緯を話した。
自分でもわからないけど、なぜか得意げに。
「そ、そうなんだ。」
まだ信じられないといった様子。
驚いてる驚いてる。
なんだかうれしい。
「祐希ー?入学式遅れるわよ?あ、茜ちゃん。あらら~光代の制服も似合うじゃない。」
祐希のお母さんが部屋に入ってきた。
「えへへ。ありがとうございます。」
「え、母さん知ってたの?」
「園子ちゃんに聞いてたし。って、祐希知らなかったの?」
「秘密にしてたんです♪」