花ちゃんは今日も頼くんの言いなり
ニコニコと笑う涼くんは相変わらず爽やかで
かっこよくて
纏う空気が優しい。
好きな人の家にいる……そんな今更な実感が湧いてきた私はじわじわと恥ずかしさから頬が火照っていくのを感じて、
だけど同時に、さっきの頼くんとのキスが頭をチラついて……。
もしかして私、軽い女なの!?
そんな考えにたどり着いてゾッとする。
好きな人の弟相手に簡単にキスされちゃうなんて、いくらんでも隙ありすぎ?
いやでも、あれは不可抗力ってやつで、自分の意志とは全く関係なくて!
って、これじゃただの言い訳にしか聞こえない。
あぁ!もう……頼くんはどんな気持ちであんなことしたんだろう。
タイミング良く現れた涼くんのせいで、結局さっきのキスが何なのか……頼くんには聞けないまま。
目の前にいるのに聞けない。それがこんなにも私をモヤモヤさせる。
「用済んだなら出てけよ、勉強の邪魔」
そう言って、涼くんを冷たくあしらう頼くん。
涼くんが部屋を出たら、また頼くんと2人の空間に戻る。
そう思うと変に緊張してソワソワしてしまうけど、さっきのキスの理由を問いただすためには、私としても涼くんに部屋を出てもらった方が都合はいい。
かっこよくて
纏う空気が優しい。
好きな人の家にいる……そんな今更な実感が湧いてきた私はじわじわと恥ずかしさから頬が火照っていくのを感じて、
だけど同時に、さっきの頼くんとのキスが頭をチラついて……。
もしかして私、軽い女なの!?
そんな考えにたどり着いてゾッとする。
好きな人の弟相手に簡単にキスされちゃうなんて、いくらんでも隙ありすぎ?
いやでも、あれは不可抗力ってやつで、自分の意志とは全く関係なくて!
って、これじゃただの言い訳にしか聞こえない。
あぁ!もう……頼くんはどんな気持ちであんなことしたんだろう。
タイミング良く現れた涼くんのせいで、結局さっきのキスが何なのか……頼くんには聞けないまま。
目の前にいるのに聞けない。それがこんなにも私をモヤモヤさせる。
「用済んだなら出てけよ、勉強の邪魔」
そう言って、涼くんを冷たくあしらう頼くん。
涼くんが部屋を出たら、また頼くんと2人の空間に戻る。
そう思うと変に緊張してソワソワしてしまうけど、さっきのキスの理由を問いただすためには、私としても涼くんに部屋を出てもらった方が都合はいい。