花ちゃんは今日も頼くんの言いなり
分かってるのに……、どうしようもなく涼くんにときめいてしまうのは、私が涼くんのことを好きで好きで仕方ないからだ。
「えへへ、お世辞でもそう言ってもらえて嬉しいです……」
「俺はほんとのこと言っただけだよ」
「じゃ、また明日」そう続けて私に軽く手を上げた涼くんに、笑顔で軽く手を振り返して
涼くんが生徒玄関を出たのを見送ったあと、その場にしゃがみ込んむ。
やっぱり、涼くんは優しい。
頼くんと違って優しさが分かりやすいし。
「〜〜っ、」
すごい……ドキドキ、した。
ううん、まだドキドキしてる。
涼くんの声で再生される『可愛い』が、耳に焼き付いて離れない。
頼くんから言われて切った髪。
長い髪が好きだって言ってた涼くんに、まさか褒めてもらえるなんて思ってなかったけど、
素直に嬉しくて頬が緩んでいくのを隠しきれない。
もしかしたら本当の本当に、頼くんからの司令は私と涼くんとの距離を縮めてくれるの……かも?
なんて、夢みたいなことを考えてしまう。
「えへへ、お世辞でもそう言ってもらえて嬉しいです……」
「俺はほんとのこと言っただけだよ」
「じゃ、また明日」そう続けて私に軽く手を上げた涼くんに、笑顔で軽く手を振り返して
涼くんが生徒玄関を出たのを見送ったあと、その場にしゃがみ込んむ。
やっぱり、涼くんは優しい。
頼くんと違って優しさが分かりやすいし。
「〜〜っ、」
すごい……ドキドキ、した。
ううん、まだドキドキしてる。
涼くんの声で再生される『可愛い』が、耳に焼き付いて離れない。
頼くんから言われて切った髪。
長い髪が好きだって言ってた涼くんに、まさか褒めてもらえるなんて思ってなかったけど、
素直に嬉しくて頬が緩んでいくのを隠しきれない。
もしかしたら本当の本当に、頼くんからの司令は私と涼くんとの距離を縮めてくれるの……かも?
なんて、夢みたいなことを考えてしまう。