田舎に行こう
授業が始まって
教科書を机の中から出そうと
すると、そこには1枚の折られた紙が
入っていた。

なんだろうと思い、開いてみると
そこには、かわいい小さな字で
書かれた手紙だった。

慌てて、教科書で壁を作って
その手紙を読み始めた。

その手紙は弘美からのものだった。
内容は、弘美が幼いころから
隆史のことだけを好きだったこと。
これからもずっと
隆史の側で生きていけると
思っていたこと。
隆史の優しさやちょっと頑固な
性格、自分はすべてを
知っていてそしてそれを
すべて受け止めてるということ。
当分は諦めきれないということ。

そして、奈津とのことを
いつか応援できるように
なりたいということが書かれていた。

隆史の好きになった人だから
奈津のことも大好きになりたいと
書かれていた。


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