田舎に行こう
隆史は動揺したが、隆史も
また奈津のことを愛しくて
あふれ出しそうな想いで
抱きしめた。

2人はゆっくりと見つめ合い
そして唇を重ねた。
とても優しいキスで
奈津は隆史らしいなと思った。
とても優しく何度も何度も
唇を重ね合いながら
2人はお互いの心を確かめあった。

そしてお互いの目があい
どちらも笑顔で微笑みあった。

隆史も奈津もお互いの気持ちが
痛いほどわかったことで
満足だった。
それだけで幸せだった。
だからその先を求めたりはしなかった。

隆史の方は少し、我慢の
部分もあったが、それでも
奈津と触れ合えたことだけで
幸せだった。
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