田舎に行こう

赤い車の運転席から降りてきたのは
白いタイトなワンピースに
茶色い髪の毛をクルクル巻いて
ポニーテールにしている女性だった。
とても若く見えるが、おそらく
派手な身なりから考えれば
３０代であることは間違いないだろう。

そしてその後、助手席から
女の子が降りてきた。
背はスラリと高く１６０センチぐらいで
茶色のストレートの髪がとても
きれいだと隆史は思った。
服装も運転席の女とは違って
それほど派手ではないが、
長袖のTシャツにショートパンツ姿だった。
そのショートパンツの下から伸びる
長く細い足にドッキとした。

その２人の姿を少し見とれていたら
突然、助手席の女の子は
叫び出した。

「なんじゃこりゃ～～～～～～～」

隆史はその見た目からは想像できなかった
彼女の叫びに思わず吹き出した。