田舎に行こう
母親は奈津の反応を待ってる・・・
子供のようにワクワクした表情で
奈津が「何をぉ~??」と
問うてくれるのを待ってると、
奈津はわかったので・・・・

テンションは上がらないが
一応、聞いてみた。

「何を?」

奈津のその低めのテンションは気に
入らないようだが・・・
続きを早く話したいようで
彼女はもぅ!なんて言いながら
話始めた。

「ママね・・・もぅ疲れちゃったの」

『ちっとも疲れた顔してねぇ~よ』
って突っ込みを入れたい気持ちだったが
それを言えば長くなることを奈津は
知っていたので出かけた突っ込みを
呑み込んだ・・・・。

「ママね、もぅお仕事も辞めて・・・
 引越しして・・のんびり過ごそうと思うの」

『ふ~ん、今流行りのスローライフってやつか』

って・・・・・・
「それって・・・まさか・・・とは、思うけど
 私も一緒ってこと?」

奈津は嫌な予感がして、慌てて聞いた。

「うふふ。もちろんよ!奈津を
 置いていけるわけないじゃないぃ」

「え~~~~~~~~~~~」

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