田舎に行こう
駅に着くと弘美と幸太郎が待っていた。
2人を見つけて母親にお礼を言って
車から降りた。

赤い車から降りてきた奈津は
髪の毛はお団子にして高い位置で
まとめていた。
ホットパンツにタンクトップをきて
その上に七部袖のグレーのパーカーを
着ていた。
幸太郎な奈津の長く細い足に釘付けだった。

「鼻の下伸びてますよ、幸太郎さん」
いつの間にかやってきたマキが
すかさず幸太郎を小突きながら
言った。

弘美も
「やらしぃ~~~」
なんて言いながら、みんなで1人の
人が来るのを待っていた。

この日は、みんな制服ではなくて
とても新鮮だった。
そこからはみんな、人の服のチェックに
入りだした。

弘美は小柄な体と弘美の雰囲気に
とっても合っている小花柄のワンピースに
膝丈のレギンスを合わせていた。

マキは膝丈のデニムにノースリーブの
ブラウス・・・手にはカーディガンを
持っていた。

どこで買ったのぉ?など女同士で
盛り上がっていた。

「隆史、遅いなぁ」
幸太郎は女の子の中に自分1人混じってることが
だんだん、辛くなってきたのか
隆史の到着を待ちわびていた。



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