田舎に行こう
「・・・奈津」
隆史がそのままの体勢で、前を
向きながら呼んだ。
奈津は初めて隆史から奈津と
呼ばれた。
今までまわりの人は皆、奈津と
呼んでいた。
隆史だけが高科と苗字で呼んでいた。
隆史に名前を呼ばれて
そして自分の気持ちに気付いた。
『ずっとそう呼んで欲しかった
・・・私は隆史のことが好きだ』
と。
そう気付いてしまえば気持ちは
止められず、奈津は隆史に
ぎゅっと抱きついた。
隆史はびっくとして驚いたものの
奈津をやさしく抱きしめた。
そして、
「これって・・・あのぉ・・」
上から戸惑ってる隆史の声が
聞こえた。
「私も隆史が好き」
そう言って奈津はクスクス笑った。
隆史がそのままの体勢で、前を
向きながら呼んだ。
奈津は初めて隆史から奈津と
呼ばれた。
今までまわりの人は皆、奈津と
呼んでいた。
隆史だけが高科と苗字で呼んでいた。
隆史に名前を呼ばれて
そして自分の気持ちに気付いた。
『ずっとそう呼んで欲しかった
・・・私は隆史のことが好きだ』
と。
そう気付いてしまえば気持ちは
止められず、奈津は隆史に
ぎゅっと抱きついた。
隆史はびっくとして驚いたものの
奈津をやさしく抱きしめた。
そして、
「これって・・・あのぉ・・」
上から戸惑ってる隆史の声が
聞こえた。
「私も隆史が好き」
そう言って奈津はクスクス笑った。