田舎に行こう
弘美の家の前まで来て
インターフォンを押そうか
どうしようか悩んでいた。

数分悩んだ後、意を決して
ボタンに手をかけ押そうとしたその時
扉が開く音がした。

中から現れたのは弘美だった。

弘美もまた驚いた顔をしていた。
隆史は心臓が止まるかと思った。

「おう!」
と平静を装って挨拶してみたが
汗がダラダラ出てきた。

「どうしたの、タカちゃん」
弘美がゆっくりと尋ねてきた。

2人で、近くの公園へ場所を
移して話をすることにした。
その公園は幼い頃、一緒に
よく遊んだ思い出の場所だった。

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