あなたと恋に落ちた場合。

「…ふあー、…あれ、みつばせんぱい、?」

「おはよ、陽葵。待たせちゃってごめんな?」

ゆっくりと起きる陽葵に声をかける。

「…ぅうーん!全然まってなーいよ!」

若干寝ぼけているのだろうか、呂律の回っていない感じが、すごくかわいい。

「ふっ、帰ろうか?」

「うん!」

立ち上がって、手を差し出すと嬉しそうに重ねてくれる彼女。



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