あなたと恋に落ちた場合。

「ひまりっ、」

「…私ばっかり先輩のこと好きで、もう、嫌だよ、」

っ、

そう言った陽葵の大きな目には涙がいっぱい溜まってて、でも必死に泣くのを堪えているみたいで、瞳がうるうるしている。


「今日ね、半年、だったの、
…先輩、わすれてた、でしょ、?」

「…。」


「、今まで、先輩の気持ち無視して、付き合わせちゃってて、ごめんねっ、」

ついにこぼれ落ちた涙を拭おうと指をのばすけど、


< 157 / 271 >

この作品をシェア

pagetop