あなたと恋に落ちた場合。
…陽葵はこういうのが好きなのか。
穴が開くほど雑誌を見つめていると、
「…陽葵ちゃん、ごめん、もう1度いい、?!」
「あれ、また何かあったのかな、ごめん!また三葉先輩のとこ行ってくるね、要。」
再び、あのメガネの先輩に連れてかれた陽葵の後ろ姿を見送る。
「うーーー、…どうすりゃいいんだーーーー!」
紳士か、小さく呟いてみるけど、
「…お前と真反対だな、」
ですよね、
様子を見ていたヒロトの呟きに更に頭を落とす。