あなたと恋に落ちた場合。

「、ほんともう、ずるすぎるよ、希くんっ…ありがとうっ、」


泣きながらお礼をいう彼女がかわいくてしょうがない。

「…あー、ほんと可愛いな、お前。」

ゆるく陽葵を抱きしめようとするとふいに唇に感覚を感じる。


それが、キスされたんだと気づくと自分の耳が熱くなるのが分かる。

「…すっごいすごいだーいすき!」


顔を赤くして俺を好きだという陽葵に、


!…ったく、


「余計に余裕なくさせやがって、」


再び起こるキスの嵐。

放課後の準備室で開かれるのは。




『2人だけの甘い授業。』







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