たんぽぽの綿毛 ~君想い~

だけど、やっぱり辛すぎて

別れを告げようと思ってた時

あいつから聞いた龍騎さんの死

それを聞いた時心の中でほっとした自分が

いたんです。その時

でも、よくよく考えたら

俺最低じゃんって思って

もし、逆の立場だったら、

絶対泣くだけじゃないって思って

自分をせめました。

だけど、それを告げる由乃は

もう、壊れた人間のように泣いて

(りゅうちゃんに会いたい)

(りゅうちゃんの所にいきたい)

そう、毎日言ってました。

それに…笑顔なんて消えて

由乃の笑顔が、無くなって

俺まで悲しくなりました。
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