たんぽぽの綿毛 ~君想い~

「盛岡くんごめんね。
それで、話って?」

盛岡に伝えると盛岡くんは、

こう言ったんだ。


「あの、水島の事なんだけど、
俺からもごめん。
いきなり、行ってなんて言って。

オレの事あんまり、知らないでしょ?
初めてだもんな、喋るの。」


「あ、大丈夫だよ。
でも、びっくりした。
いきなり、隣来たと思ったら
ゆうきの所行ってなんて、言うから」


「ごめん。
あのさ、水島ね平木の事ほんとに
今でも好きみたいで、
平木と別れてからも、ずっと俺に言ってた

あいつの所戻れねーかな

って、正直あいつが、あんなに
好きになるって平木以外いなかったから
驚いたんだよね。」
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