Your letter ~君からもらった宝物~
「本当に、それでいいんだな?」
「はい!」
院長室で院長と瑠人兄と岬人兄と俺の4人。
俺は内科への希望を提出し、受理された。
「この答えに悔いはありません。」
瑠人兄と岬人兄を見ると、満足気に頷いた。
「それでこそこの病院の跡取りだ。」
と、院長も嬉しそうだ。
「内科配属となった後、しばらくは他の先生と行動してもらう。直人は七瀬先生と思ったんだが、急遽変更になった。」
「変更?」
「直人には夏川先生と行動してもらう。」
え?
「夏川先生自身からの申し入れだ。」
「え?」
嬉しいけど、こんなことがあるとは思わなかった。
「あ、直人、夏川先生がこの後話したいってさ。」
岬人兄が思い出したように言った。
「話はこれで終わりだ。夏川先生のところへ行ってきなさい。」
「はい。」
俺は院長室を出て内科医局へ向かった。