恋愛百花
教室に入ると同じクラスの優希が満面の笑みで愛奈の元へきた。
「愛ちゃん!合コンしない?!」
『はっ??』
「北高の友達にセッティング頼まれてさ、愛ちゃん可愛いから絶対モテると思うんだよね!いま彼氏いないっしょ?」
優希はたまに喋ったりする位でプライベートで遊んだりしたことはなかった。
'何であたしを誘う?'
疑問に思いながら
『いいや、あたしパス!他の子誘いなよ!』
「えぇ〜!何でぇ?!北高とか超エリートじゃん!将来有望な奴ばっかだよ?!」
北高は神奈川県では言わずと知れた名門校。
愛奈たちが通う南校とは雲泥の差だ。
『頭いい奴って何か苦手なんだよねー』
「えぇ〜。そんなぁ…」優希が落胆していく。
『南美とか誘えば?』