気づいてくれよ。
「ん、んー。ん?」


目を覚ますと。なんでココにいるの?もう兵庫だし、新幹線から降りてるし。え?


「舞ちゃんー!トイレ行こっ!」

「う、うん。」


頭の中が混乱したままトイレへ向かった。しかし、連れてこられたのは、人があまりいない所。ちょっと怖いょ。

「結、トイレじゃないよ?」

「舞ちゃんー。実はねー。伊角くんがねー。おんぶして舞ちゃんを降ろしてくれたのよっ!」

「うそ、でしょ、?」

「ほんとだょー。周りの人とか私らが荷物持とうか?って言っても、俺の大事な奴だから。って、1人で全部やったんだよ!」


俺の大事な奴。嘘だとしても嬉しいょ。でも、恥ずかしいな♡


「舞ちゃんー。それとさ。ずっと伊角くんのこと好きでしょ?」

「す、すきじゃ、ない、し!!!」

「バレバレょー!応援してるからねっ!行こっ!」


杏蘭。あなたは私のことをどう思ってるんだろう。遊ばれているのかな___ 。
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