気づいてくれよ。
「は、はい!あと、よかったら、これ貰ってください。」
俺はネックレスを渡した。
「え、?お前、伊角アクセサリーの社長の息子か?」
「はい!親父がよろしくと。」
「舞花、杏蘭くんと幸せになるんだぞ!舞花、いい彼氏見つけたじゃないか!」
よかった。ありがとな、親父。
それからしばらく、他愛のない話をして、俺は家を出た。
「今日はありがとうございました!また迷惑でなければ来ます!」
「迷惑じゃないわよー!いつでも来てねー!」
「ありがとうございます!」
また夢咲家に来たいな!