夜に象
夜は20歳の4つ上の男にハマっていた。

同い年の男たちにはない 大人の色気

爪先立ちしてた彼女には 刺激的な男だった

彼女の真っ赤なペディキュアを見て東京は 上手に塗るものだねと 薄い笑みを浮かべた

夜はそんな男の唇から離れる事ができなかった

深夜 マンションの下に東京が車を止めて待っている 夜は飛び出して ココナッツの匂いのする車の助手席についた

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