悲 恋

🔸🔸真美②


未菜だ。

未菜と一緒になったんだ。
あの娘は······と、考えながら····

私と一緒の時の
秀悟では、考えられない。

未菜は、相変わらず
綺麗で優雅だ。

女の私でも
見とれてしまう。

女の子は、未菜の娘のようだ。

未菜は、あの時
  妊娠していたの?

私が、仕出かしたことだが
未菜にも、秀悟にも
幸せになって欲しい。

私も、私だけを見て
私だけを大切にしてくれる人に
巡り会いたいものだ。

仕事人間になりつつあるから・・



未菜達は、私に気づく事なく
支払いは秀悟がして
秀悟は、未菜の手を取り
歩き始めた。

未菜は、秀悟が
自分の元から去った事が
トラウマ?なのか
秀悟の存在を確かめるくせが
あると。
秀悟と女の子が
話していた。

未菜自身は、
しらず、知らずのようだが・・


もう、会うことも
ないだろうと・・
未菜達の後ろ姿をみていると


「真美っ、真美編集長!!
ほら、編集長のお祝い
なんだから、沢山食べて下さいよ。」
と、言われて
「うん、ありがとう。」

今は、仕事と仲間が
  大事で生きがいだ。
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