悲 恋
🔸🔸真美
大学の卒業と同時に
念願の編集社に入社できた。
最初は、失敗の連続だったが
少しずつ、自信もついてきた。
未菜は、医大から付き合っている
彼とラブラブみたいで
羨ましかった。
医者同士なんて‥‥と、
冷やかしに未菜のマンションに行くと
彼が、一人でいた。
初めて会う未菜の彼は
私のタイプそのものだった。
私は、作り話をして
なんとか、彼との接点を作った。
「今の話、未菜には、
心配かけたくないから
内緒にして。」
と、言うと
「真美ちゃんは、優しいね。
わかった、言わないよ。」
と、言ってくれた。
それからは、ことあるこどに
彼を呼び出して、
家に送ってもらったり
怖いから帰らないで一緒にいて
もらったり
彼といる時間を作るように
努力した。
私達は、
あっ、という間に
男女の仲に。
・・・・・おちた‥‥。
だが、
秀悟は、こんな関係やめたいと
何度も言ってきたが‥‥‥
私は、
「この関係を未菜に
全部話すから
あなたから、襲われた」
と。
「未菜は、どちらを信じるかしら?
浮気をした、あなた?
親友で襲われた、私?」
と、言うと
秀悟は、私の言いなりだった。
段々と秀悟の仕事も忙しくなり
当直が入りだした。
私は、早く手を打った方が良いと
思い。
秀悟のお母さんに一人で会いに行った。
お母さんは、秀悟が大学から
付き合っている人と私を間違えていたが
私は、
「その人と別れたんです。
その後から
付き合いをしています。
それに、お腹に秀悟さんの
赤ちゃんもいるんですよ。」
と、言うと
お母さんは、とても喜んでくれた。