孤独な王子様
孤独な王子様
ある病院に、一人の王子様が住んでいました。
王子様は死にたがりやで、自殺を目論んでは先生たちに怒られていました。
彼が死のうとする理由は分かりません。
きっと何か辛いことでもあったのでしょう。
いつもブツブツと彼は部屋の隅っこで座って何かを言っています。
そしてまるで恨みがあるかのように、先生たちを睨みつけているのです。
先生たちはそんな彼に困り果てていました。