弱虫なボク~先生と生徒の距離~
言えない想い
廊下を歩くヒールの音が、コツコツと寂しげに小さく響く。


その後ろをドキドキと左胸が小さく音を鳴らせ歩く僕


数歩ぐらいの距離しか離れてない先生と僕


しかし、近くに居るのに、手が届かない存在の先生。


手を伸ばせば


勇気を持って、小さな、小さな、勇気でも良い。


手を伸ばせば、手が届くのに…


小さな体の先生に…

こんな時でさえ、頭の中が変な方向へと飛び立ってしまう。


先生と2人っきりになるってだけで、僕の頭がおかしくなり、


冷静さを失ってしまう。
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