弱虫なボク~先生と生徒の距離~
完全に僕の事をランドセルを背負う子供のように扱う先生。



茶化されているような、何かを楽しんでいるような……



やっぱり、僕は男として、1人の男として見てもらえないのかな…。



オレンジジュースを飲みながら、早く電話しろ!と急かすかのように、


瞳で訴えてくる先生。


その瞳で見られると、僕の心はズキズキと痛みだしてきて



それと同時に、どうしようもないぐらいの悲しみが溢れ出してきた。


その悲しみは、限度を忘れたようにどんどん溢れていて、


それは、「涙」という形で僕の頬を伝った。


そして、僕は……
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