クールな御曹司の甘いお仕置き
1、バレたアルバイト
「嘘……」
仕事を終えてアパートに帰宅した私は、部屋に入るなり我が目を疑った。
視界に映るのは朝とは違う自分の部屋。
冷蔵庫やテレビ、レンジ等の家電製品が部屋から消え、小さいテーブルの上にメモらしき紙が置かれている。
私はテーブルに近づき、ゆっくりとメモを手に取った。
それは、父の筆跡。
【美緒、ちょっとお金貸してね。必ず馬券当てて楽させてやるから】
さっとメモに目を通すと、私は慌てて部屋の奥にある整理棚に向かい、一番下の引き出しを開けた。
「……ない」
預金通帳と印鑑がなくなってる。
仕事を終えてアパートに帰宅した私は、部屋に入るなり我が目を疑った。
視界に映るのは朝とは違う自分の部屋。
冷蔵庫やテレビ、レンジ等の家電製品が部屋から消え、小さいテーブルの上にメモらしき紙が置かれている。
私はテーブルに近づき、ゆっくりとメモを手に取った。
それは、父の筆跡。
【美緒、ちょっとお金貸してね。必ず馬券当てて楽させてやるから】
さっとメモに目を通すと、私は慌てて部屋の奥にある整理棚に向かい、一番下の引き出しを開けた。
「……ない」
預金通帳と印鑑がなくなってる。
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