クールな御曹司の甘いお仕置き
本人は全く無自覚だが、男にモテる。

そんな男共を牽制して美緒に近づけないようにするのも俺の役目だった。

親友の京介には『優って結城さんの保護者だね』ってからかわれるが、一人にしておくと危なっかしいのだから仕方がない。

中学、高校の時は、美緒の父親の代わりに俺が美緒の三者面談に同席してたし……。

学校の先生にも俺は美緒の保護者代理に認定されていた。

社会人になれば美緒も一人立ちして俺も楽になる……って思っていたが俺の読みは外れた。

社長の親父の勧めもあって、俺と一緒に美緒も如月コーポレーションに就職。

親父の余計な配慮のお陰で部署まで俺と同じ経営企画部で、自動的に美緒の面倒を俺が見ることに……。

離れていれば気にならないのに、同じ部署にいるとどうしても美緒が視界に入ってくる。
< 33 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop