クールな御曹司の甘いお仕置き
普段出ないような色っぽい声が出て、私は慌てて手で口を押さえた。

「下着着けてないよな。俺を誘ってるのか?」

ダークな笑みを浮かべながら、優君は私を見据える。

下着を寝るときつけないのは習慣だからで……決して優君を誘うなんて畏れ多いことは考えてない。

私は無言でブンブンと頭を振った。

「お前は警戒心なさすぎなんだよ」

優君の目がキラリと光ったと思ったら、再び彼の顔が迫ってきて首筋にズキッとかなりの痛みを感じた。

「うっ……」

あまりの痛みに涙目になる。

嘘……。

優君に……噛まれた。

衝撃のあまり目を見開き、言葉を失う。

優君がそんな私を面白そうに見ていて……。

「その噛み跡見て反省するんだな」
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