クールな御曹司の甘いお仕置き
何で優君がキス?

最初は強引で奪うようなキスだったのに……次第に甘くとろけるようなキスに変わって……。

身体から力が抜けていった。

キスが終わってボーッとしている私に、優君はペロリと自分の唇を舐めながら言った。

「誰がゲイだって?」

まるで……美しい野獣。

私の知らない優君がそこにいた。

「まだ疑ってるなら、キスより先も味わってみるか?」

優君の問いに私はショックで金魚のように口をパクパクさせるしか出来なかった。

そんな私を見てハハッと声を上げて上体を起こすと、優君はベッドを出た。

そのまま寝室を出ていくのかと思えば、彼は何か思い出したのかくるっと私の方を振り返る。
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