クールな御曹司の甘いお仕置き
「何かあれば相談に乗るよ。優も結城さん相手だと暴走するよね。やっぱり昨日のキャバクラの件が原因かな」

クスッと笑みを溢す高橋君。

噛み跡の犯人……バレてる。

ああ……高橋君は私が昨日の夜、優君の家に泊まったの知ってるのか。

その日は、資料をコピーしていたらオフィスのコピー機まで故障し、沈んだ気持ちのまま仕事を終えた。

「俺は打合せあるから、美緒は先に帰ってろ」

優君にマンションの鍵を渡され、ひとり電車に乗って帰る。

マンションに着くと、私はラフな格好に着替えて洗濯物を持ってある場所に向かった。
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