クールな御曹司の甘いお仕置き
「居候の身だから、朝食くらいは作ろうと思って」

私がにっこりしながらそう言うと、優君はダイニングテーブルの上に並べられた料理を見て訝しげな視線を投げた。

「ちゃんと食べれるのか?見た目はまともに見えるが」

「失礼ね。優君の実家にいた時だって、いつもおばさん手伝ってたよ」

私が席につくと、優君も席についた。

「皿洗いくらいしかしてないのかと思った」

相変わらず私の評価は低い。

「酷いな。……これでも結構作ってたんだよ」

私はムッとなって口を尖らせる。

優君はいつも新聞とかタブレット見てて誰が作ってるかなんて関心なかったじゃないの!

「どうだか?怪しいな。頂きます」
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