【短ホラー】殺人チャンネル
「うそ……うそよ……いやだ…ねぇやめてよ……」

じりじりとにじり寄るその人から逃げるように後退った。

「お願い……やめて……」

ピチャンピチャンと音をたてながらそいつは近寄る。

「……ねぇ……こんなのおかし……」


トンと背中がなにかにぶつかる。

振り向くとそこにあるのは私の姿を映したテレビだった。


「っ!!」

ひんやりとしたものが喉元にぶつかる。


「イヤァァァァ!!!」

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