【短ホラー】殺人チャンネル
殺人チャンネル
サキの家でお風呂もご飯も済ませたあと、部屋でだらだらとテレビを見ながら喋っていると、時刻は午前2時半になった。

雰囲気を出そうと言ったサキのせいて部屋は真っ暗になった。


「あと15分かぁ、テレビも面白いのないね」

ふわぁと欠伸をしてサキは涙目で言った。

「だよねぇ、ちょっと暇だね」

なんとなく変えたチャンネルは、どれも通販や風景を映す番組ばかりでつまらないものだった。


「あ、そうだアヤこの間彼氏と夏祭り行ったでしょ?その時の写メ見たい」

「え……まあ、いいけど」

いきなりその話題に来るとは思わなくて、私はすこしたじろいでしまった。

「なにぃ、見せられないような写真なのぉ?」

「違うって!!」

にやけた顔でからかわれた私は焦って鞄から携帯を取り出した。

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