バカは私の取り柄ですっ!!
「そっか。愛叶は遼が好きなんだね。」

「えっ…」


瑶が少し寂しそうな顔でそう言った。

そんな顔を誤魔化すように、カフェラテをすする。

氷しか入っていないのに。

うちは、意味がわかってなかった。

うちが、遼を好き?

そんなわけ…ない…

でも、

でもね、

そう言われたら、今まで心の奥にあった、

はまらなかったパズルのピースがやっとはまったきがした。

モヤモヤが晴れた気がした。

あ、そっか。
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