バカは私の取り柄ですっ!!

たぶん、直前に笑ったせいでさっきの告白は冗談だと思っただろ。

だから、ちゃんと向き合う。


「俺は、本気で、お前が好きだからな。」


と。

愛叶は信じそうにない。

だから、


「俺は、お前に避けられて辛かった。

好きな奴に避けられたら、誰だってそうだろ。

俺は、本気だから。

お前は、愛叶は、どう思ってるんだ?」


そう伝えた。

愛叶は、目に涙をたっぷり溜めて、


「うちも、りょ、うが、好き。」


ゆっくりそういった。

好きのきを言い終わる前に抱きしめたけど。

じゃねぇとな、顔が真っ赤なのがバレそうだ。