バカは私の取り柄ですっ!!
「よっ。」


後ろから声を掛けられた。

相手?

もちろん、遼。


「それで、話って?」


うちは、目の前に座った遼に話しかける。


「あ、そのことだけど、俺ら、一旦別れよう。」


え。

いま、なんて?

別れよう?

なんで…?


「他に、好きな人できたの?」


平常を装って言った。
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