ずっと好きです。(完)
検査が終わって、先生は結果の紙を見ながら、こう言った。


「沙奈の足が、思うように動かなくなってきてる、これからは、車椅子に乗って移動してもらうことになる」


やっぱりね。


なんとなくわかってたけど、ズバっと言われると、嫌だね。


それから診察をして、車椅子に乗って、病室まで戻った。


私は、先生と玲の力を借りて、ベットに戻った。


「お疲れ様、沙奈」


玲はそう言って、私の頭を撫でた。


私は疲れたのか、少しずつ目が閉じていった。


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