ずっと好きです。(完)
「沙奈ッ」


俺は、涙を流した。


沙奈ごめんな。


お前を忘れることも、ほかの人と幸せになるのは、多分無理だ。


だってこんなにも、沙奈のことが、好きなんだ。


俺は久しぶりに、部屋から出た。


リビングに行くと、父さんと母さんがいた。


俺を見ると、母さんが抱きついてきた。


「玲よかった。」


「母さん心配かけてごめん
父さんもごめん」


「もう大丈夫か?」


「うん。
お守りがあるから」


俺はそう言って、手紙を見せた。


沙奈、俺は、お前のぶん幸せになるよ。


玲side

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