ずっと好きです。(完)
それから診察をされて、結果を待った。


少しして、


「未来さんのお母さんだけ来てください」


「はい」


ママだけが呼ばれた。


なんでママだけなんだろう。


嫌な予感がする。


少ししてから先生に呼ばれた。


診察したところの隣に入ったら、ママが泣きながら座ってた。


なんでママ泣いてるの?


私の嫌な予感当たるの?


「沙奈ちゃん」


私がそんなこと思ってると先生が話し出した。


「沙奈ちゃんあなたはすごく重い病気を持っています。
今の医学では、治すことができません」


私は、その言葉を聞いて、涙すら出なかったけど、運命は残酷だと思った。


車の中、沈黙が流れた。


私はずーっと窓を見てる。


ママは運転しながら泣いてる。


ママが泣いてるので現実だとわかった。


私の病気は治らない。


余命宣告も受けた。


『沙奈ちゃんあなたは後一年しか、生きられない』


そう言われた。


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