ずっと好きです。(完)
玲side


「玲くん」


おばさんは真っ赤な目で俺を見て、名前を呼んだ。


「朔、朔弥」


「「なに?」」


「今から言うこと、驚かないでね?」


「「「?」」」


「病院行ってわかったの、沙奈







すごく重い病気を持ってるの」


俺はその言葉になにも言えなくなった。


「それでね、治らないの。
今の医学じゃ、治せないの。」


な、おらない?


「お姉ちゃん」
「死んじゃうの?」


朔と朔弥はそう言って、涙を流してた。


「あと一年だって」


そう言った瞬間、俺は家に入った。


沙奈の部屋に行った。


「沙奈」


「……ママから聞いたの?」


「あぁ」


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